愛が大事だなって思う。
全ての根幹には、愛があり、愛が大事と思えた。
昔は人間なんて大嫌い、大人になんてなりたくなかった。
それを思えば、いつの間にか随分遠くに来てしまったな。
だって、生きてるのだって悪くないと思えているからね。
昔の自分を抱きしめてあげたいし、こんなにも愛しているよと伝えたいんだ。
愛されてないと思っていたんだ、生きていても仕方がないと。
本当に、満身創痍だし、諦めの境地で、救いも無い絶望を味わったよ。
でも、今にして思えば希望はあったんだよね。
私には母も幼い妹もいたし、守らねばと思ってたから、それが命綱だった。
それが無かったら、きっと今生きてない。
暗闇の道にしか見えなくても、その向こうに微かにでも光があると信じて歩いてきた。
道が見えなくて進んでるような気がしなくても、精一杯歩んできて、それで良かったのだと思える今に感謝してる。
私がね、中学1年生の時にとてつもなく辛かった時があったんだ。
あの頃は学校もクソで、父親は精神的虐待が酷くて、絶望感でいっぱいでね。
死にたい、死んでしまいたい、消滅して消えてしまいたいと思った。
ある時、布団に横になってたら、悲しそうな顔したドラゴンが見えたのね。
で、凄まじい悲しさと助けられない絶望感、形容しがたい愛みたいな感情が流れ込んでくるんだわ。
ついでに言葉も入って来た。
『見てるのに何も出来なくてごめんね、助けてあげられなくてごめんね』って。
泣くことも出来なかったのに、それで始めて泣けた。
その時は、”自分を癒す為に見た都合が良い幻”位に思ってたんだけどね。
今にして思えば、ルネだったんだろうと思うけど、あの頃は生きるのに精一杯で気持ちを割く事が出来なかったね。
今でも、私を見守って、私より辛い思いをしていた、あの頃のルネが胸に焼き付いて離れない。
何度も挫けそうな時、思い出す位だったから、あの邂逅が無かったら今の自分はなかったかもしれないと思う。
実は、今でも思い出すとルネの思いが胸に迫って泣けてくるんだ。
勿論、私もすごく辛かったけど、見守る側はもっと辛かったのかもしれないから。
それでね。
唐突に理解できたのだけど、この世にある全てのモノは愛で出来ている。
地球も、私たちも、動物も、目に見えないモノたち、光や闇、寒さに暑さ・・。
そういう事が分かった。
なんでもそうだけど、愛が大事だよね。
何処かで暮らす、何処かの誰かが、幸せでありますように。
今、私が暮らしている街の人も動物も幸せであれ。
丸くなっただけかもしれないが、自然にそう思えた。
それだけの事なんだけど、私にとっては大事だわな。
今日はこの位にしておきます。
おやすみなさい~!